東京ヤクルトを応援するブログ+α

親子で応援している東京ヤクルトスワローズの試合内容、編成等について自由気儘に書いています。

東京ヤクルト 野手陣のデータ 打率編

韓国戦での負け方は引きずりますが、取り敢えずそれは脇においておいて、今回からはヤクルトの野手陣のデータを紹介していきます。

第一回目は打率。

 

□チーム打率

 ヤクルトのチーム打率は.257でセ・リーグトップでした。ちなみに2位は.253の中日。リーグは異なりますが、日本一になったソフトバンクが.267で全体でトップ。昨年度は.279でしたから、リーグトップといえども率は大きく下げたといえます。

ヤクルト史上最もチーム打率が高かったのが、2003年の若松政権下で.283をマーク。(順位は3位)

 

当時の主なスターティングメンバーは、

1.真中 2.宮本 3.岩村 4.ラミレス 5.鈴木 6.古田 7.稲葉 8.城石 9.石川

うーん、これは強力。既にこのメンバーから監督経験者が3人。将来的には宮本、稲葉もどこかの監督になる可能性が高いでしょうから、打撃力だけではなく人としての能力も備えていたメンバーとも言えるでしょう。ちなみに投手は石川一人が2桁勝利を上げただけで、典型的な投低打高のチームでした。

 

対戦チーム別の打率はこちら。(セリーグ限定) 

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チーム防御率上位2チームには流石に分が悪いようです。特に巨人には抑えられました。菅野にこそ勝っていますが、マイコラスにはよくやられました。また救援陣を捉えることもなかなか出来ず、非常に低い打率に抑えられています。

巨人を倒さないかぎり連覇は見えてきませんので、シーズンオフはぜひ巨人投手陣を倒すためのデータ集め、戦略の構築に力を注いで欲しいものです。個人的に巨人投手陣を長年支えてきたのは鉄腕左腕山口だと思っています。彼をいかに攻略できるか、その1点を兎に角追求して欲しい。この急所をつければ、ジャイアンツの救援陣崩壊というのも見えてくるのではないでしょうか。

□個人打率

規定打席達成者

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2015年度の規定打席数は443打席で、これをクリアーしたのは上リストにある5人でした。ご存知のように川端が首位打者のタイトルを獲得、山田が2位でワンツーフィニッシュを達成。この二人に言うことはありません。来年も首位打者&200安打超えを目指し切磋琢磨して欲しいですね。

共に2014年度では3割を超えていた雄平(.316)、畠山(.310)にサブ3割(.298)の中村はかなり成績を落としました。雄平は打者として初めてブレークした2014の後、2年目のジンクスに落ちいてしまったかのような成績で、ホームラン数も大幅に減らしました。彼の復調は連覇への一つのキーですので後日個別に検証しましょう。

畠山の通算打率は.268。ある意味2014が出来過ぎであったともいえます。2割7分前後にホームラン20本、打点100が彼に課される来年度のコミットメントでしょう。

中村は実質正捕手になった1年目で守備に手一杯であったのは想像に難くありません。元々打撃は悪くありませんので、来年以降は最低.250以上は打てるのではないでしょうか。

 

規定打席未達者 

100打席以上の選手でソートをかけました。

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FAで加入した大引が期待通りの成績を上げられない中、奮闘した今浪が3割超え。私が観戦したCSのジャイアンツ戦でもサヨナラヒットを打ち息子を喜ばせてくれました。森岡からは内野の控え1番手というポジションを完全に奪いました。来年は大引から正遊撃手のポジションを奪えるかが争点。出塁率でも大きく大引を引き離しており、打撃力では優っていますが、課題は守備。派手なプレーはありませんが、確実にゴロをさばき山田とゲッツーを重ねる大引の守備が投手陣の向上に寄与したのは間違いありません。どちらがレギュラーを獲得するのかによって、チームカラーが変わってきそうです。

 

ショートと並びレギュラー争いが熾烈になっているのセンター。左の上田、右の比屋根ともにレギュラーになりきれず、坂口&鵜久森も入団しました。上田、比屋根ともに足は早いですが、レギュラーを確固たるものにするには打撃力の向上は必須でしょう。通算打率は上田が.245、比屋根が.240と互角。せめて2割6分は超えてこないとレギュラーとして扱われることはないでしょう。ちなみに出塁率は上田が.306、比屋根が.300とこちらも全くの互角。どれだけ似たような成績なんだと突っ込みたくなるような数字です。

 

次回は得点圏打率に関するデータを紹介します。