東京ヤクルトを応援するブログ+α

親子で応援している東京ヤクルトスワローズの試合内容、編成等について自由気儘に書いています。

東京ヤクルト バーネットの挑戦に幸あれ

今年セーブ王のタイトルを獲ったバネキことバーネットがポスティングを使ってメジャー挑戦することが昨日発表されました。

 
まだ今年のMVPは発表されていませんが順当にいけばトリプルスリーの達成、ホームラン王&盗塁王を獲得した山田でしょうが、それに負けず劣らずチームに貢献してくれたのがバーネットだと思っています。
彼が9回でどっしりと構えていてくれたことで、引き算による投手継投をすることがでしました。
単に9回の守りに安心感を与えるだけではなく、
 
・ヤクルトの先発陣が前半から飛ばして投げられた
・救援陣に無駄なウォーミングアップを強いいる必要がなかった
・彼を中心とする救援陣の安定で、敵チームの焦りによる早打ちを誘発
・逆にヤクルト打撃陣は焦らず、試合後半までじっくりと相手投手を攻略できた
 
など副次的な効果を多くもたらしていました。それが逆転勝利数リーグ最多「32」という結果につながったのだと思います。他にも来日1年目であったオンドルセクの話し相手になるなどの貢献も見逃せません。
 
バーネットの契約は今年で切れるので、普通にFAでメジャー移籍することも可能なのですが、彼はあえてポスティングという制度を利用することを選択しました。
スティングを使うと、入札したチームとバーネットが契約に至ればヤクルトに譲渡金が支払われますのでチームは潤いますが、その分バーネットの年俸が抑えられる可能性もあります。それでもあえてポスティングを選んだのは、彼がチームへ少しでも恩返しをしたいという純粋な気持ちからではないでしょうか。
 
今年はキャリアハイの成績でしたが、過去2年間は安定しない投球が続いたこともありました。それでもヤクルトが契約を切らななったというのもあるでしょうし、首脳陣との関係が良好だったのかもしれません。
 

f:id:paradoxs:20151103110905p:plain

*1

  

それでもこの心意気には感謝するとともに、彼がメジャーで大きな成功を納めることを祈願せずにはいられません。
 
アメリカ人でプロ野球選手なら一度はメジャーで活躍したいという気持ち、至極まっとうですよね。年齢的にもこれがラストチャンスでしょうし。
ヤクルトにとっては非常に痛い戦力ダウンですが、ここは気持ちよく送り出してあげましょう。
 
ありがとう、バーネット。
憧れのメジャーで成功してくれよ!
 
 

*1:出典:ヤクルトスワローズオフィシャルサイト