東京ヤクルト 思い出に残る外国人選手トップ10(10位)
こんにちは。
前回から始めた思い出に残る外国人選手トップ10企画。今回は第10位を発表します。
ドゥルルルるる~♪ ドゥルルルるる~♪
第10位は「ダグ・デシンセイ」。
たった1年しか在籍しませんでしたが、来日第一打席のインパクトのみで第10位にランクインしました。その打席とは東京ドーム第一号となったレフトスタンドへのホームラン。
日本初のドーム球場のこけら落とし、前年優勝のジャイアンツのマウンドには3年目でエース格となった桑田真澄。これだけで野球ファンはもちろん、普段野球に興味を持っていない人たちの注目さえ集めた大一番。誰が最初のホームランを打つのか、クロマティか原か、それとも吉村かと多くの巨人ファンが期待を膨らませている中、最初にスタンドインをさせたのがデシンセイでした。
極端なクローズドスタンスで、いかにも外国人というフォーム。当たれば飛ぶけど、あまり当たらない。打率は.244。ホームランもわずか19本。それでもこの1打席で残したインパクトは大きなものでした。
年度 | 球団 | 試合数 | 打席数 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打数 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
1988 |
ヤクルト | 84 | 326 | 291 | 39 | 71 | 13 | 0 | 19 | 141 | 44 | 1 | 1 | 0 | 3 | 32 | 1 | 0 | 63 | 13 | 0.244 | 0.316 | 0.485 | 0.80 |
Jリーグの開幕試合、最初のゴールはヴェルディのカズかラモスか、でなければマリノスのディアスかと期待している中、伏兵マイヤーがゴールネットを揺らしたのと全く同じ「なんだかな~感」を残しましたが、これがスポーツのいいところ。絶対にドラマでは起こりえない脇役の活躍でした。
桑田、若いなぁ~
入団時、既に38歳であったデシンセイはこの年限りで解雇されます。ちなみに同年にテリー・ハーパーという黒人の外野手がいましたが、こちらはわずか10試合に出場したのみで退団。ただ池山・広沢がともにHR30本以上、杉浦が20本と打線は悪くなかったですが、ピッチャーで二桁勝利はゼロ。結局リーグ5位に終わっています。
次回は第9位の発表です。
ではまた。