東京ヤクルトを応援するブログ+α

親子で応援している東京ヤクルトスワローズの試合内容、編成等について自由気儘に書いています。

東京ヤクルト 本当はヤクルトも球場経営まで手を伸ばしたいけど・・・

こんにちは。

DeNA横浜スタジアムTOBを完了したとのニュースです。

DeNAが、横浜スタジアムの運営会社の株式公開買い付け(友好的TOB)で過半数(50%以上)の株式取得に成功したことが20日、分かった。関係者の話を総合すると、TOBの応募手続きを行った株主の株式数がこの日の期限までに、発行済み株式総数の過半数に達し、買収(連結子会社化)が成立。DeNAが保有していた5・75%と合わせて60%を超える見通しとなった。

 DeNAの買い付け総額は60%程度の場合は約59億円。大株主の在京テレビ局や建設会社のほとんどが応募した。この日、球団のスタッフ会議に参加した南場智子オーナー(53)は「余裕をもって、大変いい状態で(決まりました)。株主様の信任をいただいたと思っています。横浜という町にしっかり根付いてやっていきたい」とTOBの成功を認めた。

 21日にDeNA・池田純球団社長(39)が会見し、今後の方向性などを説明する。まず、30億円程度の費用をかけて耐震補強に着手。既に球場のシートの色を球団カラーの青に統一することや、飲食店舗の拡充などに取り組む方針も示しており、チームと球場の一体経営で、観戦環境の向上や地域密着を推進する。 

 

 これは球団にとっては非常に大きいですね。今までは横浜スタジアムで飲食してもその収益は㈱横浜スタジアムの収益で、全くDeNA球団の収益には影響を与えていませんでした。これからはビール1杯の売上向上があれば全てDeNAへの貢献となります。

楽天ソフトバンクも同じように球場と球団の一体経営を行っており、それにより様々なイベントを企画・運営したり、飲食物の拡充を図ったりするなど、ファン(野球に興味がなかった人達も)が球場に行きたくなるような仕掛けを次々と繰り出し、収益の向上を果たしています。

そこで生まれる収益が結果的には選手への給料アップや新戦力への投資に周り、さらにファンが増えるという循環を生み出すことが可能になるのです。

 

もちろん、今よりも収益が落ちれば、そのサイクルの逆回転が始まりますが、ファンを喜ばせるようなイベントをしていたわけでもなく、より快適な球場になるような投資をしていたわけでもない横浜スタジアムより、収益が落ちる原因を探すほうが難しいと言えるでしょう。

そもそも、横浜スタジアムの経営には結構怖い人達が絡んでいたとかいないとか・・・

 

振り返って、神宮球場

残念ながらこのようなことは不可能な状況です。元々プロ野球用に作られた球場ではなく、アマチュア野球用の球場で、今でもヤクルトが引け目を感じながら借りているのです。週末の試合ぐらい子供が見やすいデーゲームにしてくれよ、と思うことが多いですが、日中は六大学野球が使っているので、それをすることが出来ません。

神宮球場の歴史

 

ですので、いくらビールを飲もうとも、いくらお弁当を食べようともヤクルトの収益には貢献出来ず、潤うのは球場の運営会社です。

球団経営のことを考えれば、球場との一体経営が可能な場所へ本拠地を移すのがベストなシナリオです。しかし今更都内に莫大な費用をかけて新球場を建設するような事業をヤクルト本体が承諾するとは思えませんし、近場に適当な既存球場も見当たりません。

 

リーグ全体のことも鑑みれば、プロ野球の空白地帯の北陸(新潟や金沢)に球団があっても良いと思いますが、一からファンを開拓することを考えると、二の足を踏む気持ちも理解できます。流石に東京から北陸まで試合を観に行くのは余程のファンでないかぎりありませんから、既存ファンの多くを失うことになるでしょう。

それでも日本ハムのように東京から札幌に移り、地域密着型の球団として立派に再生させ、且つ有望な選手を多く生み出しながら優勝している例もあることから、絶対に無理なことではないでしょう。後はオーナー企業、及び球団がどこまで本腰を入れられるかというのにかかってきますが、そこまでヤクルトにはやる気ないだろなぁ、というのが私の考え。

まぁ、我が家から近いので、今よりももうちょと観客が増え、定期的に優勝争いに絡んでくれれば、それはそれでオッケーとい気持ちも内心ありますが・・・

 

兎にも角にも、球場の運営も手掛けるDeNAにはぜひ成功してもらい、大いにプロ野球を盛り上げて欲しいものです。

 

ではまた。