東京ヤクルト 宿敵マイコラスを攻略し連覇せよ!
こんにちは。
今回は今期ヤクルトが多く対戦した先発投手のデータを見ていきます。
まずはこちらが規定投球回数をクリアーした相手投手の対ヤクルト戦のデータです。
(DeNAは規定投球回数に到達した投手がいなかったので、対戦頻度が高かった久保、山口、三浦を入れてあります)
最も打てなかったのは広島の前田健太。今年沢村賞を受賞した彼のシーズン防御率は2.09と低いのですが、それを下回る1.64に抑えこまれました。ただ、取られたのは勝ち星は完投勝利された1試合のみで、それほど苦手という印象は残っていません。
逆に苦手意識が高いのが巨人のマイコラス。対ヤクルトの防御率は1.71。彼のシーズン防御率も1.92と素晴らしい投球をしていたので、そう簡単に打てるものではないのですが、それでも3度対戦し、3試合とも勝ち星を提供しているのはいただけません。
前田は来シーズン、メジャーに移籍している可能性が高いので、シーズンオフに最も対策を練らなければならない相手はマイコラスといって間違いないでしょう。
対ヤクルトの奪三振数・奪三振率ともに非常に低く、また与四死球はわずか2つのみ。早いカウントから打たされ、料理されています。奪三振数、与四球ともに少ない投球スタイルは広島の黒田と共通するのですが、黒田はあまり苦にしていないんですよね。
黒田はランナーが塁に出た後、脚で揺さぶって点をもぎ取った試合がいくつかありましたが、マイコラスに対しても脚を絡めた攻撃を仕掛けるというのは一つの手ではないでしょうか。巨人の捕手陣からのほうが盗塁刺殺率トップの広島會澤からより盗塁しやすいでしょうから、ぜひマイコラスの癖を見抜いて欲しいものです。
後日触れますが、マイコラスに勝ち星を提供している原因として、リリーフ陣にも抑えこまれているというのもあります。対巨人戦で試合終盤までリードされていると、ほぼ負けが決定していましたから。
各チーム戦力補強中なのでまだ来シーズンの予想が難しいですが、投手陣が安定している巨人を叩かないと連覇が見えてこないのは間違いありません。エース菅野は得意としているだけに、2番手のマイコラス、3番手高木を攻略する糸口をシーズンオフに見つけて欲しいものです。
ヤクルトスコアラー陣、これからが仕事でっせ!