東京ヤクルトを応援するブログ+α

親子で応援している東京ヤクルトスワローズの試合内容、編成等について自由気儘に書いています。

東京ヤクルト 投手陣の1アウトあたりの単価

契約更改の季節がやってきました。既に他のチームでは契約更改が始まっているところもありますね。今年のヤクルトは優勝したこともあり、タイトルホルダーを中心に大幅にアップする選手もいるのではないでしょうか。

 

今回は2015年度の投手の年俸と1アウトあたりの年俸に関するデータを紹介します。

まずは推定年俸順にリストを。

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年俸は去年FAで加入した成瀬がトップ。今年不本意な成績に終わった彼には、来年こそ給与相当の活躍を期待したいものです。勝手な感想を言えば、小川、ロマンは安すぃ!ROBの中でロマンだけこんなに年俸が低かったとは知りませんでした。来年度の契約では上げてやって下さい。石山、久古、中澤あたりも大幅アップが期待できそうですね。

 

野球は基本的に9イニングx 3アウトをいかに敵のチームから奪うのかというゲームと言っても過言ではありません。今年のシーズン総試合数は143試合。それに9イニング x 3アウトをかけると3,861アウトとなります。(一部例外あり)チーム編成者や首脳陣は常にこの3,861アウトを誰に投げてもらうのかを考えながら戦略を立てているはずです。

もちろんポジションによって獲得アウト数が異なるのはしようがないですが、年間を通していくつアウトを獲得したのかは重要な指標ですし、また球団としてはその1アウトにいくらかかっているのかを把握することも予算を効率よく配分する上で大切なことだと思います。

次は上記のリストを1アウトの単価(年棒/獲得アウト数)順に並べ替えたリストです。

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アウトを一つも取っていない投手は1アウトあたりの単価を算出することは出来ないので、そのまま年俸を入れました。本当は経費を考えると、1.2~1.5倍くらいで算出してもいいのでしょうが。

最も金食い虫となっているのは村中です。一度も一軍で登板していないのですから、来年もこのままなら戦力外になる可能性が高そうです。まぁこれでもソフトバンク松坂の10分の一というのは笑い話。

単純な年俸では一番高い成瀬ですが、アウト単価になると、木谷や山哲、八木のほうが高いんですよね。この中間層の選手はこの1~2年で長い選手生活を遅れるか、それとも早めに第二の人生に向かわなくてはならなくなるのか瀬戸際と言えるでしょう。

 

逆にコストパフォーマンスが最も良かったのが、徳山。続いて古野、山中となります。古野、山中には先発ローテが崩壊しかかっている時に救われました。今年の契約更改ではアップが望まれると思いますが、それに見合う活躍をして、来年もコスパ王を目指して欲しいものです。

 

プロ野球投手、一軍で投げて、一つでもアウトを取ってなんぼの世界ですな。