東京ヤクルト 森岡、引退
こんにちは。
すっかり試合のない生活に慣れてしまったパラドックスです。
今日は残念なニュースですが、森岡が引退をすることになりました。
私の今年で退団する可能性が高い選手リスト(東京ヤクルト 秋風が吹き始める頃 - 東京ヤクルトを応援するブログ+α)にも入っていたので驚きはありませんが、実際に決まると寂しいものです。
まずは森岡の年度別成績を振り返っておきましょう。
2002年にドラフト1位で明徳義塾高校から中日に入団します。当時は「立浪二世」と呼ばれ、かなり将来を嘱望された存在でしたが、当時の中日は「アライバ」こと荒木と井端がガッチリと二遊間のレギュラーを固めており、なかなか1軍の試合に出場することが出来ませんでした。2008年には首脳陣との確執もあり、オフに戦力外となります。
宮本慎也がショートからサードに移り、なかなかショートのレギュラーが定まらないヤクルトが森岡の潜在能力に目をつけ入団。ヤクルト入団後は徐々に力をつけ、レギュラーとまではいかないものの、勝負強い打撃と、内野ならどこでも守れるユーティリティさでチームには欠かせない存在となりました。
また生え抜きの選手でないのにもかかわらず、2014-2015年は選手会長を務めるほど、チーム内での人望が厚く、多くの人に愛された選手だと思います。本人も言っていますが、選手会長で優勝を経験できたのは一生の思い出でしょう。
今シーズンは中盤くらいまで代打で出場する機会がありましたが、放つことの出来た安打はわずか2本。ショートのレギュラー格である大引や今浪以外にも西浦、谷内など若手の選手が台頭してきたこともあり、出場機会を失っていました。
高校時代の活躍からすると、もっとやれたのではないかと思う気持ちと、よく中日で戦力外になってから挽回したと思う気持ちの両方が残る選手です。
今後の進路については記載されていませんが、彼の明るい性格と人望があれば他の世界でも十分に活躍できることでしょう。人生の次のステップでの活躍を祈願したいと思います。
ではまた。