元千葉ロッテマリーンズ里崎氏の1ヶ月通信簿
こんばんは。
昨日はビールも飲まなかったのに、あまりにショッキングな試合内容に即寝をしたパラドックスです。
プロ野球も開幕してから1ヶ月が経過しましたが、元千葉ロッテマリーンズの里崎氏が1ヶ月通信簿を出していましたので紹介します。
【5位 ヤクルト=攻撃力◎、投手力×】
<攻撃力>チーム打率2割7分8厘はリーグ2位と打ってはいる、しかし得点が107点(リーグ3位)と効率が悪い。阪神は打率2割5分6厘で121得点入っている。得点圏打率が悪いのか、無死から走者が出ないのか。盗塁も15個(リーグ3位)でそこそこ数字上は悪くないのだが「拙攻」にハマっている状況。ただ、昨季のリーグ王者、1つ歯車がかみ合えば数字は悪くないだけに攻撃力が改善される可能性も大きい。
<投手力>12球団唯一の防御率5点台(5・43)は、あり得ない…。活躍している投手が小川(2勝1敗)しかいない。といっても投手成績で防御率14位の3・58。先発、中継ぎ含めた全整備が課題となる。
ヤクルトに関するところのみ転載しておきますが、既にヤクルトファンなら誰もが思っていることをそのまま書かれています。
「12球団唯一の防御率5点台(5・43)は、あり得ない…。」はい、仰るとおりです・・・誰にも手を付けられないくらい酷い状態です。
せめてもの救いといえば、抑えのオンドルセク、セットアッパーのルーキはまずまず安定しているのと、秋吉が復調してきたこと。意外にも村中がいい働きを見せてくれているのは嬉しい限り。何とか勝ちパターンに持ち込めば、計算できる投手を出せるのですが、あまりにも先発投手が早い回に、大量に失点するので、得意なパターンに持ち込めないというところが問題ですね。ちなみに2軍に降格し先発での復帰を狙っている杉浦が26日に先発で投げましたが、4回1/3を投げ、自責点4、失点5と炎上しています。もう誰が投げても同じなら、いっその事、雄平に二刀流させたほうが打てるし、良いんじゃないかとなげやり成りそうなレベルです。
攻撃陣は打率こそ良いですが、一発殴られてからしか目を覚まさない、相手の息の根を止められる直前で手を緩め反撃を食らう、という問題があります。以前にも書きましたように得点圏打率が打率と比べると非常に低いんですよ。得点圏打率から打率を引いた数値が下表ですが、中日よりはマシなものの、それでも2分3厘も下がっています。
ヤクルトのストロングポイントは2~4番の強力打線と言われていますが、現状の得点圏打率を見るととてもストロングとは呼べない状態です。川端、山田、バレンティンが中村よりも得点圏打率が低いようでは悲しい限り。せめて通常の打率程度にチャンスで打ってくれれば、ずいぶんと得点能力が上がってくるはずです。
今晩は広島との試合が組まれていますが、雨で中止になりそうです。
早めに中止が決定すれば、気分転換にパァッと飲みに行って、明日から気を引き締めてもらいたいものです。
ではまた。