「敵を知り己を知れば百戦危うからず」のまとめ
こんにちは。
本日(3月5日)の中日とオープン戦では山本昌投手の引退登板が行われましたが、その後ツバメ打線が爆発。3回までに9点を奪っているようです。ずーっと湿りっぱなしな打線でしたので一安心。
さて先日まで連載しておりました「敵を知り己を知れば百戦危うからず」シリーズのまとめを載せておきます。
■巨人
投手陣は主戦級が安定しており、三タテにするのは今年も難しそう。しかし主戦投手の高齢化に伴い、細かなほころびが出始めているのは間違いない。ベテラン左腕の復調、新人桜井の活躍がなければ、裏ローテはかなり貧弱になる。
野手陣は投手陣以上に若手の台頭が乏しく、戦力的にはヤクルトの方が間違いなく上。このまま世代交代が進まない場合、中日のように数年間低迷する可能性も十分に考えられる。ただ一芸に秀でた選手が揃っており、それらを上手く使いこなすことが出来れば打撃力以上の得点能力が出てくる。そのようなタクトを高橋新監督が振るえるかも大きな注目点。
■阪神
■広島
解説者の中では前田が抜けた分評価が低いですが、CSは十分に狙える戦力はあると思います。野手陣は駒揃いで、特にセンターラインにはいい選手が揃っている。外国人選手がコンスタントに活躍すれば、それなりの得点力が期待できそう。
やや長期的な視点で見た場合、長打を打てる若手選手がいないので(特に右打者)、外国人選手頼みから脱却する為に、若手の育成、ドラフトでの獲得が望まれます。
投手は前田が抜けたものの先発陣はある程度計算できそう。問題は救援陣。質量共に不足しており、一岡、今村の踏ん張り、若手の台頭が無いと、昨年以上に接戦で苦戦すると思われる。(昨シーズンの一点差負け数はリーグ最多)
CS出場は十分に狙えるが、優勝を目指すとなると外国人選手のフル稼働が求められる選手層だと思います。
昨シーズンのチーム打率、チーム防御率共に決して悪くなかったが、その割にチーム成績は伸びなかった。緒方監督への批判が増しているのも、そんな所から生まれているのでしょう。今期は初監督を務めるチームも多いので、昨年の悔しい経験を元に先輩の意地を見せられれるかも注目点です。
ヤクルトは広島戦で最も多くの盗塁を決めました。表ローテション投手は強力なので、脚を絡めた攻撃で球数を増やし、弱点である二番手投手以降を早めに引っ張り出す事が出来るかが勝敗につながりそうです。
■中日
超実績のある選手と全く実績のない選手の差が大きく、まだ世代交代の過渡期にある。森野、荒木、吉見あたりが引退するまでに、中堅どころが育ってきてくれないと、しばらくはBクラスに停滞する可能性が高い。ただ、若手にチャンスが回ってくる機会が多い分、楽しみも多い。
亀沢・遠藤がショート・セカンドを固められれば、センターは大島(or藤井)がいるので、センターラインはだいぶ固まってくる。これで固定できれば、数年は安泰。
懸念の捕手は・・・谷繁監督の指導に期待しましょう。
この数年長打力のある外国人選手がいず、攻撃に怖さがなくなっていたが、ここはビシエドに期待。持ち前の長打力を披露してくれるようだと、一気にチーム状態を上げる起爆剤となり、優勝争いに絡んでくる可能性も。
投手陣は抑えに不安があるものの、頭数は揃っており、野手陣の奮起によってチーム成績が変わってくるでしょう。
■DeNA
キャッチャー、ショート、セカンドとチームの要となるポジションにレギュラーをしっかりと掴んでいる選手がいないため、不安定な選手構成であるのは否めない。ただ筒香、梶谷を中心とする打者には力があり、攻撃力では他チームを上回る戦力がある。
穴となっているポジションに若手が台頭してくると、面白いチームになりそう。今年の優勝は難しいものの、主力選手の年齢層が若いということもあり、2~3年後に優勝争いに絡んでいてもなんら不思議でない。
投手陣は三浦、久保(康)が現役でいるうちに、主力となる投手が育ってこないと厳しくなる。特に山口、三嶋、井納あたりには一本立ちし、常に二桁勝利を上げられるような活躍が求められる。
ヤクルトとしては連覇を目指す上で、DeNAをカモにし続けなければならない。走塁で相手の守備を崩し、投手が動揺した所を一気に叩き込めたい。
次回はこれらの情報を基に今年の順位予想をします。
ではまた。