東京ヤクルトを応援するブログ+α

親子で応援している東京ヤクルトスワローズの試合内容、編成等について自由気儘に書いています。

東京ヤクルト 敵を知り己を知れば百戦危うからず(阪神 投手編)

こんにちは。

「敵を知り己を知れば百戦危うからずシリーズ」の二球団目は阪神です。昨シーズンはギリギリで広島をかわしCSに出場したタイガースですが、第一ステージで巨人に惜敗。3年連続でCSに出場しているものの、最後にリーグ優勝したのは2005年と熱烈な阪神ファンはやきもきし始めているところでしょう。

岡田ー眞弓ー和田と1985年の優勝を知る生え抜き監督が3代続きましたが、今季からは2003年にリーグ優勝に導いた金本氏が監督に就任。現役時代は最も厳しいトレーニングを積む選手として知られた金本監督がどんな采配を振るのかも見ものです。

 

では、こちらが投手陣のリストです。

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阪神の昨シーズン防御率は3.47とリーグ5位の成績。そこから守護神を務めた呉昇桓が抜け、代わりに元・守護神の藤川球児、中日からは髙橋が加わりました。新人は少なく、3人のみ入団しました。

 

そして次表は予想されるポジションです。

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藤浪、メッセンジャー、能見、岩田と並ぶ先発ローテーションの安定感は巨人と肩を並べる陣容です。二桁勝利は藤浪と能見の二人に終わりましたが、4人とも投球回数は150を超えています。特に藤浪には前田健太なきセ・リーグにおいて、あらゆるタイトルが狙えるだけの実力が備わってきており、他チームにとっては驚異です。

問題は5番手以降の先発。前四人以外では、岩崎が最多の15試合で先発しましたが、防御率は3.51と及第点ですが、負け数が10とローテの獲得までは至っていません。能見も36歳と来年以降を見据え、次の世代の台頭が望まれますが、そもそも先発争いに絡んでこれそうな選手数が少なく、藤川が先発に回る可能性を示唆しているのは、そういった事情もあるからです。藤浪以外の若手のブレークがあるか否かが今シーズンだけではなく、中期的なチーム作りにとっても非常に重要となってくるでしょう。

私の注目はドラフト3位で入団した竹安。動画を見る限りでは非常にしなやかなフォームで、伸びのあるストレートには力があり、プロでも活躍できる素材のように思います。

 

問題が大きいのは先発陣よりも救援陣。昨シーズンのチーム防御率が3.47と前述しましたが、先発防御率は3.20(リーグ3位)だったのに対し、救援防御率はリーグ最低の4.16。さらに抑えを務めていた呉昇桓が退団したのですから、ブルペン陣の整備は急務です。

今のところマテオか福原が抑えを務める予定ですが、福原も39歳ですからマテオにかかる期待は大きいはず。スリークォーター気味から投げるボールは威力がありますが、フォームがアーム式で、緊迫した場面でコントロールが安定するのかが疑問。もしある程度の制球が効くようであれば、三振も取れそうなので期待できます。

中継ぎ陣では歳内と松田が一本立ちしてくれないと厳しいですね。安藤が獅子奮迅の活躍を続けていますが、彼も既に38歳ですから。左は高宮一枚しかいませんでしたが、中日から髙橋を獲得できたのは大きいですね。2010年に63試合投げたほどの安定感はないですが、それでも救援一筋、405試合以上投げている経験がありますし、年齢もまだ32歳。もう一花咲かせられる可能性は十分にあるのではないでしょうか。

 

救援陣の整備が優勝を狙う上で必須。打者出身の金本監督を支える、香田・金村コーチがどんな腕を見せるのかも注目です。

 

次回は阪神打者編をお伝えします。

ではまた。