東京ヤクルトを応援するブログ+α

親子で応援している東京ヤクルトスワローズの試合内容、編成等について自由気儘に書いています。

東京ヤクルト 思い出に残る外国人選手トップ10(1位)

こんにちは。

 

「思い出に残る外国人選手トップ10」シリーズもついに最終回、ナンバーワンの発表です。他チームと比較し外国人選手のあたりが多い、ヤクルト。10人に絞り込むだけでも結構悩みましたし、その中での順位付けもずいぶんと迷いました。これが阪神だったら、1位はバース、巨人ならクロマティ、広島はランス(これは冗談)と鉄板の選手で決まりなんですけどねぇ。

 

(番外編・10位~3位までの記事はこちら 番外編10位9位8位7位6位5位4位3位2位

 

では栄えある一位を発表します。

 

ドゥルルルるる~♪ ドゥルルルるる~♪

ドゥルルルるる~♪ ドゥルルルるる~♪(おまけにもう一回)

 

第1位は「ロベルト・ペタジーニ

1999年に来日し、ヤクルトで4年、巨人で2年、2010年にはソフトバンクで1年と計7年NPBでプレーしたベネズエラ出身の左打者。ヤクルトでの4年間の成績は、並み居る強敵を凌駕する、圧倒的な数字でした。4年間の本塁打数は、44本、36本、39本、41本と平均40本、打率は.325、.316、.322、.322と全て3割超えと超・超・超安定した好成績。

しかも彼の凄さは選球眼の良さで、無駄球は決して振らない。四球数は4年間で2度も100を超え、その両年は出塁率長打率ともにリーグトップに立っています。本企画で2位になったラミレスと四球数を比較すると、年間約4倍を稼ぎ、通算出塁率では1割も違うんですよ。(ペタ:.438、ラミ:.336)

 

年度 球団 試合数 打席数 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打数 打点 盗塁 盗塁死 犠打 犠飛 四球 敬遠 死球 三振 併殺打 打率 出塁率 長打率 OPS
1999 ヤクルト 134 576 452 97 147 23 2 44 306 112 10 1 0 1 116 6 7 91 13 0.325 0.469 0.677 1.146
2000 136 588 484 91 153 30 0 36 291 96 7 2 0 3 97 7 4 116 7 0.316 0.432 0.601 1.033
2001 138 592 463 93 149 27 0 39 293 127 4 1 0 2 120 13 7 89 11 0.322 0.466 0.633 1.099
2002 131 552 453 90 146 23 1 41 294 94 0 1 0 3 85 9 11 106 6 0.322 0.438 0.649 1.087
2003 巨人 100 414 331 70 107 17 0 34 226 81 1 0 0 1 77 9 5 72 8 0.323 0.457 0.683 1.139
2004 117 467 383 70 111 17 0 29 215 84 2 1 0 4 75 5 5 76 14 0.29 0.409 0.561 0.97
2010 ソフトバンク 81 307 264 34 69 12 0 10 111 41 0 0 0 4 39 2 0 72 12 0.261 0.352 0.42 0.772
NPB:7年 837 3496 2830 545 882 149 3 233 1736 635 24 6 0 18 609 51 39 622 71 0.312 0.438 0.613 1.051

 

ご覧のとおり打撃数字には文句のつけようがない状態で、しかも毎年ほぼ全試合出場。大きな怪我で長期戦線離脱したことはヤクルト時代にはありません。無事これ名馬とはいいますが、ここまで安定した成績でしかも故障が少ない選手は、日本人を含めても極めて限られると思います。もしペタジーニがいなかったら、松井秀喜三冠王を取れていたのではないでしょうか。

 

5:45あたりからペタジーニのホームランシーン

www.youtube.com

 

ラミレスとペタジーニ、どちらを1位にしようか迷いましたが、やはり優勝に貢献した選手が最も評価されるべきとペタジーニを1位に選びました。2001年は彼の主役としての活躍でリーグ優勝にたどり着いたのは間違いありませんから。

 

今後気になるのはバレンティン。日本記録となっている60本塁打を始め、数字的には上位に食い込めますが、それらは全てチームが低迷していた時期のもの。今年の優勝にはほとんど貢献していません。将来的に記録にも記憶にも残る選手になるためには、彼が主役として優勝することが必須。他チームと相対的に戦力を比較しても十分連覇を狙えるところにあると思います。ぜひ来年はバレンティンに染まるシーズンにして欲しいものです。

 

頑張れバレンティン