東京ヤクルトを応援するブログ+α

親子で応援している東京ヤクルトスワローズの試合内容、編成等について自由気儘に書いています。

東京ヤクルト 対戦チーム別データ

こんにちは。
前回までは打撃に関するデータを紹介してきましたが、今回は対戦チーム別データについて話しをします。

まずこちらが対戦チーム別の勝敗表。

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今期のヤクルトの勝敗成績は、76勝65敗2分で、貯金11をマークしましたが、この貯金がどこから出てきたのかこれで一目瞭然です。ほぼDeNAに優勝させてもらったような結果で、感謝しなくてはなりません。優勝するにはお得意さんを作るべし、とは昔から言われていますが、まさにその一例です。

交流戦は昨年度大きく負け越しましたが、今年はトントン。交流戦が始まって以降パ・リーグの強さが際立っている中(セ・リーグが弱いのかも・・・)、ほぼ五分の成績は及第点だと思います。もちろん、交流戦日本シリーズパ・リーグのチームをぶった斬っての日本一というのが希望ですが、現在のセ・パの力関係、ヤクルトの戦力を鑑みるとやや難しそうです。

 

次にこちらが対戦チーム別打率です。

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棒グラフが対戦チーム別の打率で、折れ線グラフの赤線がヤクルトのチーム打率(平均値)を表します。棒グラフが赤線よりも上に突き出ていれば、ヤクルトはそのチームの投手からよく打っているということになります。


セ・リーグのチームではDeNAに対し優位で、巨人に対しては大きく劣勢というのが分かります。特にマイコラスは全く打てず、防御率1.71に抑えられ、勝ち星3つを提供。また山口、マシソンの救援陣には自責点を1点も付けられず、ほぼ完璧に抑えられました。
日本シリーズで敗れたソフトバンクには対巨人よりも低い打率。来年は交流戦で打ち崩し、今年の雪辱を期したいところです。

 

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 こちらは対戦チーム別の防御率
ここでもDeNAには優勢で、DeNAには頭があがりませんね。お歳暮を送らないといけないほどヤクルトに貢献してくれました。
セ・リーグの中では阪神に打ち込まれています。この数年、いいところで打ちまくられたマートンの打率は.284まで下がりましたが、それでもマートンが絶不調で全く打てていない時期に本塁打を許し、そこからプチ復活をさせてしまったのは忘れていけません。来年はマートンがいなくなる分、少しは防御率が改善することを期待しています。


パ・リーグのチームにはよく打たれました。日本シリーズの結果は既に見えていたとも言えますね。館山の完全復活&杉浦の覚醒などで来年はリベンジを成し遂げて欲しいところです。

下記は対戦チーム別の得失点表。

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DeNAを除いてはセ・パチームともに僅差でした。パ・リーグのチームとも打率・防御率ほど差がありません。今年観戦に行った試合で感じたことですが、点差の開いた試合結果でもほんのちょっとしたプレーが試合の流れを変え、最終的な点差ほど実力差がないと思います。それほどプロのレベルは高い。美は細部に宿るといいますが、勝利も細部に宿っています。小さなプレーをいかに大切にできるか、またそれを年間を通じでどこまで継続できるかが勝敗を分けているのでしょう。

最後に対戦チーム別の盗塁数です。こちらはセ・リーグのチームのみに絞りました。

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NPBが公表している捕手別盗塁阻止率では1位が広島の會澤で.404、3位が同じく広島の石原で.3148と優秀なのですが(ちなみに2位は同.315の中村)、ヤクルトは広島相手に最も盗塁を決めました。シーズン終盤の大事な試合で、山田が黒田から盗塁を決めた印象は強く残っていますが、シーズン全体でも多いとは思っていませんでした。

盗塁の阻止は捕手だけの責任ではなく、投手の牽制やクイックのスピード、またそもそも盗塁をされやすい環境の有無によって変わるので、もしかするとヤクルトは広島相手に盗塁しやすい何かを掴んでいたのかも知れませんね。


次回はちょっと趣向を変えたデータを紹介しますのでお楽しみに。