東京ヤクルト 野手陣のデータ 本塁打数編
野手陣のデータ分析、今回は本塁打編です。
過去の記事にご興味ある方はこちらからどうぞ。
(打率編、得点圏打率編、出塁率編、犠打飛編、盗塁編、長打率編)
□チーム成績
まずはチームごとのホームラン数です。
セ・リーグではDeNAに次ぐ107本を放ちました。一昨年が134本、昨年が139本でしたから、ホームラン数を大幅に減らしたといえます。DeNAはロペス、筒香、バルディリス、梶谷の4人が満遍なくホームランを放ちました。中日は長打率編でも触れましたが、両リーグ通じて最低の71本。平田の13本がチーム最多と、いくら球場が広いといえ寂しい結果です。
パ・リーグは柳田、李、松田の30発トリオに、4番内川も二桁本塁打をマークしました。CSにすら進出できなかった西武ですが、本塁打数はソフトバンクに迫る136本。怪我さえなければ毎年タイトルホルダーになっている中村を中心に、メヒア、森、浅村、栗山と5人も二桁本塁打を放ちました。打率もソフトバンクとの差は僅か4厘と打力では全く引けをとらない戦力を有しているといえます。
ちなみにヤクルトの歴代最多の本塁打を放ったのは、2004年の若松政権時でした。(最高打率は2003年の.283)
岩村44本、ラミレス31本、古田24本、稲葉18本、鈴木15本、宮本11本となんと6人も2桁本塁打者を出していましたが、この年も投手力が弱く、結局2位でシーズンを終えています。
□個人
ご存知の通り山田がタイトルを奪取。畠山が2番手につけました。今年はバレンティン、エルドレッドと長距離を期待できる選手が怪我で長期不在、新外国人選手で当たりの野手がいなかったこともあり、30本以上は山田だけとやや物足りない結果です。(パ・リーグは6人)
こちらはヤクルトのHR記録者。二桁本塁打が二人だけというのはヤクルトらしくない結果です。主要打者のHR成績を昨年と比較すると、
山田、畠山以外は総じて数字を落としています。連覇を狙うにはココと雄平が復活し、今年好調だった3人衆に集中する投手の警戒心を分散させることが非常に重要になりそうです。特に山田はマークが厳しくなるでしょうから、何とか負荷を軽減させてあげたいですね。
次回は併殺数について分析します。