東京ヤクルトを応援するブログ+α

親子で応援している東京ヤクルトスワローズの試合内容、編成等について自由気儘に書いています。

東京ヤクルト チーム編成の現状と課題 野手編1

今回はチーム編成の現状と課題、「野手編」です。過去の投手編、捕手編にご興味のある方はこちらをどうぞ→投手編捕手編

 

まず登録されている内野・外野に分けた選手リストです。

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レギュラー選手は赤字にしてあります。比屋根と上田はどちらにしようか迷いましたが、出場試合数が比屋根の方が2試合多かったので、比屋根をレギュラー扱いにしました。またポジションは、もっとも出場頻度が高いところを記載しました。(正確なデータを取っていないので、主観です)

 

□内野

 

まず内野ですが、全体的に高齢化しているのが見て取れます。近年は高卒野手をあまり獲得してこなかったこともあり、約半数が30歳オーバーとなっています。珍しく高卒で獲った山田が大当たりで、編成担当者は胸をなでおろしているのではないでしょうか。

来年入団予定の新人2人を除くと山田より年下は、昨年相川の人的補償で獲得した奥村だけです。奥村は今年怪我があり、実力がどの程度なのか披露することなくシーズンが終了してしまいました。左打者の若手は彼しかいないので、来年以降大きな飛躍をしてくれることを願うばかりです。

 

FAで獲得した大引に関しては賛否両論出ていますね。西浦、谷内が予定通り即戦力になっていれば大引は必要なかったのですが、二人の伸び悩みが大引の獲得につながりました。前半戦の不振と怪我から後半はやや盛り返した大引ですが、年俸と本来の力を鑑みると物足りない成績で終了。しかし守備での貢献、選手層を底上げしたという意味では良い補強であったと思います。森岡、今浪、西浦、谷内で1年間戦うのかと思うとゾッとします。CSや日本シリーズで活躍した今浪もフルシーズン戦った経験がなく、年齢も大引と同じですから二人で一人分が適していたのではないでしょうか。山田がヤクルトにいるうちに、若手が二人からポジションを奪い取るのが理想的です。

 

武内、田中、森岡は代打で出ても活躍することが少なく、来年は正念場ではないでしょうか。田中はバントは得意なので、巨人にいた川相が中日に移籍し代打のバント職人として活躍したように使われれば活路はあると思うのですが、真中監督は元々バントを好まないのもあり、そのような使い方をしません。試合の終盤でどうしても送って1点をもぎ取りたい場面では「代打バント」での起用を検討してもらいたいものです。

 

□外野

次に外野ですが、バレンティンが復調すれば、ライトの雄平を含め、2つのポジションは埋まります。残り一枠を他の選手で争いますが、基本的には今年同様、比屋根と上田の争いでしょう。個人的にデニングには化ける可能性がある気がするので1軍で使って欲しいのですが、投手に外国人枠を3つ使うと、それが叶いません。バーネットの代わりに投手を獲得するでしょうから、当面はバレンティンが不調 or 怪我になった時のバックアップ要員となるしかなさそうです。

同じ理由でミレッジも一軍登録できませんから(ミレッジにはあまり期待していないけど・・・)、レギュラーと経験が全くない若手を除くと、残りは飯原と松井しか残りません。内野手登録をしている選手の多くが外野でも出場している理由がここにあります。日本人の優秀な投手を獲り、外国人枠を一つ外野手に譲るという手もありますが、そんな優秀な投手、どこのチームも手放しませんから。と言うことで来年に備えオリックスの坂口を獲得することになりました。(それに関する記事はこちら

それでもまだ外野手は不足していると思います。特に右打者。比屋根が先発で出ると、右の代打は田中、荒木、飯原しか残っていません。密かに私は中日の和田を狙っていたのですが、引退してしまいました…

トライアウトで誰かいい選手がいないか見てみると、二人ほど要望にマッチする選手が。一人は日本ハムの鵜久森、もう一人がソフトバンクの白根。どちらも甲子園で活躍したものの、プロでは花が開かぬままトライアウトへの参加となりました。共にパンチ力があり、20代と若く、年俸も安い選手です。特に白根は自ら育成選手契約を断り、あくまで支配下選手契約を勝ち取るためにトライアウトへ参加しました。その心意気、ぜひ買いたいですね。スター街道から一度どん底まで落ちた二人の反発心にかけ、獲得してみてはいかがでしょうか。

 

次回は野手編第2弾をお伝えします。