東京ヤクルトを応援するブログ+α

親子で応援している東京ヤクルトスワローズの試合内容、編成等について自由気儘に書いています。

東京ヤクルト チーム編成の現状と課題 投手編2

チーム編成の現状 投手編1」の続きです。

前回は2015年投手陣の構成について述べましたが、今回は2016年の投手構成、そしてその問題点や課題について書きます。

 

まずこちらが今現在把握している2016年の投手陣構成です。

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選手年齢は2016年開幕時のものになっています。当然のことながら今年より全員一歳年齢が上がっています。

 

□先発

前回触れたようにチームの一番のウィークポイントとも言える所です。既に石川、館山の両ベテランは35歳オーバーとなります。石川は今年13勝と自己最多タイと成績をあげましたが、これ以上の成績を期待するのは難しいでしょう。また館山は故障明けで6勝まで持って行ったのは流石で、ローテーションを守れれば来年も二桁勝利が期待できそうですが、全ては肘の状態次第。いつまでもこの二人がローテーションの中心となっていては、来年以降が心配です。

 

そこで若手投手陣を支えるのは、小川、杉浦と石山。特に小川には若手投手陣のリーダーとして、デビュー年と同等以上の成績(16勝、防御率2.93)を目指して欲しい所。シーズン終盤、勝利を重ねはしましたが、毎イニング走者を背負う苦しい投球が続きました。緊迫した試合だと、ソフトバンクの投手陣のようにストライクゾーンで勝負することが出来ず、ボールカウントが悪くなり四球というシーンが多く見受けられました。日本シリーズでの悔しい思いを胸にもう一弾のレベルアップを期待しましょう。

 

小川に続くのが杉浦と石山。切れのあるストレートと安定感のあるコントロールは誰もが認める杉浦。怪我さえなければ、二桁勝利が十分に狙える素材です。兎にも角にもオフシーズンは怪我のない体作りに精を出して欲しい。先発陣では最も飛躍が期待できる選手だと思います。

石山は先発、中継ぎ、リリーフと使い勝手のいい投手としてそれなりの活躍をしてくれていますが、来年は先発一つで一年間活躍して欲しい選手です。杉浦ほどストレートに切れはありませんが、彼の投げるフォークはピンチで空振りが取れ、ランナーを出しながらも着実にイニングを稼いでいける投球が魅力です。それほど貯金が作れるようなタイプではないように思いますが、10勝8敗というような成績なら十分に狙える実力があるでしょう。

 

5番手以降は、山中、成瀬あたりが候補でしょうか。移籍一年目では活躍した山中ですが、怪我復帰後は冴えない投球が続きました。怪我の影響によるものならいいのですが、慣れられてしまったようであると苦しくなりそう。

また一発病が治らない成瀬。年俸が高いということもあり、来年活躍できないとサヨナラになる可能性も。ぜひ往年の投球を復活させて欲しいものです。

希望を言えば、ここに新人の原樹理が入ってくること。映像を見た限り投手としての完成度は即戦力になれるものだけのものがありますので、ぜひ開幕ローテーションを狙って欲しいですね。

 

□中継ぎ

1年間、安定した投球でチームを支えてた中継ぎ陣。来年はバーネットがいなくなり、代わりにオンドルセクが勤める可能性が高く、一枚手薄になります。またロマンが既に37歳。今シーズン終盤は疲れからか不安定な投球が目立ち、日本シリーズでの投球も万全とは言えない内容でした。

現状では今年は全くチームに貢献できなかった山本の復活、またはバーネットの後釜となる外国人選手の活躍に期待するしかないでしょう。後はトレードや戦力外選手の獲得による補強ですね。

日本シリーズで活躍した久古には巨人の山口のように打者の左右関係なく1イニング任せられるセットアッパーになってくれる事を願います。

 

□リリーフ

セーブ王を獲得したバーネットが抜けるのは痛いですが、ここはオンドルセクが守ってくれれば何とかなりそうです。それ以上のことは今何も言えません。能力的には十分可能だと思っています。

 

最後に。由規育成選手契約になるとの情報が流れています。昔神宮へ観戦に行った時、マエケン VS 由規で将来のエース対決として盛り上がった記憶があります。その後マエケンセリーグのエースに、由規は怪我で転落の一途。

でも、まだ彼の復活を信じています。もう一度神宮で、昔のような豪速球ではなくても、相手打者に強い気持ちで向かっていく姿を見せてくれるのを願っています。

 

由規、絶対復活だ!!!