東京ヤクルトを応援するブログ+α

親子で応援している東京ヤクルトスワローズの試合内容、編成等について自由気儘に書いています。

東京ヤクルト チーム構成の現状と課題 投手編1

ヤクルトは今年総勢71人(68人の支配下選手登録+3人の育成選手契約)で戦い抜きました。既に引退、戦力外通告、ドラフト等で2016年シーズンでは10人前後人の入れ替えが確定しています。

また他チームからの選手獲得、トレード、新外国人選手の獲得など更なる補強を進めてられますが、まずは戦力が現状どのようになっているか、数回に分けて分析していきたいと思います。

まず今回は投手編です。

 

■2015年ピッチングスタッフ

計39人のピッチャーがいました。

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(2015年開幕時の年齢)

内訳を見ますと、左腕が13人、右腕が26人。どこのチームも右腕のほうが約2倍いるので、平均的な比率でしょう。また平均年齢がそれぞれ、27.5才と27.4才。左右で年齢が大きく異なることはありません。

既に戦力外で退団することになったメンバーが七條、江村、赤川、大場、金伏、阿部、中根。(今年の退団選手のおさらい)またメジャー挑戦をするバーネットを含めると8人が抜けることになります。(バーネットの挑戦に幸あれ!)左投手3人を戦力外にしたので、ドラフトで高校生ではありますが二人左腕を獲得したのでしょう。

 

次に主に登板したポジションごとのチャート。

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 まずは先発ですが、この中で規定投球回数を達成したのは小川(168)と石川(146 2/3)のみです。完投数は石川・小川・山中が1度ずつ達成しただけの計3回。これはダントツでリーグ最下位の数値。ソフトバンクとの日本シリーズでも先発陣の力の差が明確になりましたが、先発陣の補強は連覇を目指す上で欠かせません。

ちなみにチーム防御率は3.31でリーグ4位、先発陣は3.68でリーグ5位、救援陣は2.67とリーグトップの成績でした。

いつまでも石川、館山におんぶに抱っこでは来年以降が心配です。小川を中心に、石山、杉浦の飛躍が期待されます。

それにしても数年前まで将来のエースとして嘱望されていた村中、由規が不調や怪我で全くチームに貢献できなくなってしまったのは痛い。年齢的に最も活躍できる年代を棒に振っているのはチーム編成担当者にとっても予想外のことであったでしょう。

また他チームから獲得した成瀬と新垣にも奮起を促したい。特にFAで入ってきた成瀬には年俸に釣り合った働きを期待したいもの。年齢もまだ30歳と老け込む歳ではありません。もう140km/h台は出ませんが、それは石川も同じ。近くにモデルとなる投手がいるのですから、多くを吸収してほしいものです。

 

次にリリーフ陣。御存知の通り、今年の優勝はリリーフ陣の奮闘なくしてあり得ませんでした。登板試合数は、秋吉の74を筆頭に、オンドルセクが72、ロマンが61、バーネットが59と大車輪の活躍でした。この中からバーネットが抜けるのは非常に大きいですね。

これだけ登板すれば勤続疲労が残るでしょうし、研究もされるでしょうから、今年上記メンバーに入っていなかった選手の底上げ、または新戦力の台頭が望まれる所です。

 

次回は来年の投手陣リストを掲載し、問題点と課題をあげていきましょう。